Russia : 露副首相,閣僚3人をアルコール市場の監督不行届と非難(ロシア)
ロシアの閣僚3人が国内のアルコール類販売及び製造元追尾システムのソフトウェア導入でスムーズな導入に失敗したとして懲戒を受けている。
Alexander Zhukov副首相は、Sergei Shatalov副財務大臣、Andrei Sharonov副経済発展商務大臣、Igor Rudenya副農務大臣の3人をシステム導入の失敗と監督不行届の責任者であるとして名指しした。
同副首相は、同様に財務省、農務省、経済発展商務省の役人達も同様の責任を負うとしている。
この夏にロシアで連邦安全局を交えて導入された新システムEGAISでは、瓶詰めの輸入アルコール商品や全てのアルコール含有商品は税関や税務当局が製造元が追跡できるようになっており、模造品の撲滅を主な導入目的としている。
システム自体はこの7月1日に導入されたが、国内メーカーへは1月1日から読み取り機能を持つ新ラベル(バーコード)を貼ることが義務付けされていたが、ラベル不足やシステム機材の搬入遅れ、ソフトの誤作動などが相まって、現場では全く作動しない新システムとなっていた。