Russia : ルクオイルにも権益の消失危機(ロシア)
ロシアの最大手石油会社ルクオイルにも欧米企業同様に取得済み権益を手放さなくなる懸念が生じ始めている。サハリン関連のガス田開発計画が座礁したことで世界的にもロシアでのエネルギー開発から欧米企業の排除する動きだとして注目される中、環境破壊を理由に国内企業であるルクオイルでも保有する権益の開発が取り上げられる可能性が高まっている。
自然資源環境省によると、ルクオイルでも北コミ共和国やハントゥイ・マンシースク自治区における19の開発許可が剥奪される可能性がある。
既にルクオイルではコミでの11区の石油ガス田でドリリングや石油生産などのスケジュールが滞っており、環境破壊を理由に開発全てが座礁することになりかねなくなっている。環境省からの通達は、この8月9月と続けて届けられており、6ヶ月以内に法の遵守を行うことが警告されている。