Baltic State : マルティバンカ大株主,保有株売却を言明(ラトビア)
マネロン疑惑から大量の資金と顧客が流出して買収先を模索してきたマルティバンカの大株主の一人Vladimirs Solomatins氏が保有株を売却したことを2日明らかにした。
Solomatins氏は、株式売却を認め、ただし、いつ誰に売却したかなどの詳細は明らかにしないことを示唆している。
金融資本市場委員会では、株式売買が今年既に完了していることを認めている。売却額や株式取得者が誰であるかは明らかになっていないが、同委員会によると、現在、10〜20%の株式を保有する大株主の一人Irina Simanenkova氏曰く、株式取得者は一人ないし数人であるという。
昨年末の時点では3人の株主が同行株60%を保有しており、Solomatins氏が19.68%をそしてSimanenkovs氏が18.19%をそれぞれ保有していた。金融関係者の間では、ラトビア最古の商業銀行であるマルティバンカ株を取得したのは恐らくロシア人投資家であろうとの見方が強い。
同行は、マネロン疑惑もあって昨年度は一昨年の2276万ラトから82万ラトにまで利益を減らしている。