Baltic State : 第2四半期の給与上昇率が過去最高ペースに(ラトビア)
06年第2四半期の平均月給が05年第2四半期比で21.8%増となる292ラトとなった。約22%の昇給は、1997年以来最大の給与上昇率となる。
ラトビアの給与水準は、今後も上昇気運が高く、GDPの急拡大、人材不足、最低賃金の引上げなどからも上昇は当分止まることは無いと見られている。
賃金上昇が最も顕著となったのは、民間企業で23.2%の上昇となり、国家、もしくは地方政府が株式の半数を保有する半官半民系企業では21.6%の昇給となった。
第2四半期の公務員の平均給与は298.13ラトをつけ、民間の250.86ラトを大きく上回っている。ただし、民間企業の給与水準が依然低い状態が続いている背景には、給与の他に実際には、課税を避ける為に現金を別に渡していることなどの理由があるとされる。