Baltic State : 都会は生活が大変(ラトビア)
05年度のラトビア市民の月平均支出が128ラトとなった。
中央統計局の世帯予算調査によると、各世帯の支出が最も多額となったのは首都リガで各自の支出平均は170ラトとなり、リガ地区では130ラトを記録した。
05年度の世帯平均支出は142ラトで地方平均である99ラトを大きく上回った。04年度との比較では支出平均は12%増加している。
支出が増加した背景は、食料品価格の高騰があり、支出全体の31%を占めている。
その他の項目で支出に占める割合が高いのは住宅費、自治サービス費、交通費などでそれぞれ12%を占める。これらに衣料費を含めると支出の62%を占めることになる。
食料費が支出に占める割合に関しては、隣国のリトアニアでは全体の37%を占め、エストニアでは27%といった割合となっている。
ラトビアでは支出に占める娯楽などへの比率は依然低い状態が続いているが支出全体の8%を占めるにまで拡大していることで、市民生活が徐々に変化していることが見受けられるようになりつつある。