Baltic State : マネロン疑惑のVEF Bank,存続の危機(ラトビア)
アメリカでの事業が禁止されているVEF Bankの存続が懸念されている。アメリカ金融当局では、アメリカ国内にあるVEF Bankのコレスポンデンス口座の開設や既存口座の維持を禁止しており、事業の存続が難しい状態が続いている。
同行はアメリカ政府からマネロン協力銀行として名指しを受けており、顧客資金の大量流出のほかアメリカでの事業が禁止されたことで米ドルの取り扱いが出来なくなったことで経営不振に陥っている。
米金融当局からの制裁措置により、同行と取引をする海外銀行全てで米ドルの取り扱いが出来なくなり、同行が取り扱える通貨がユーロへ大量シフトされることは確かと見られるが、欧州の銀行各行もユーロを米ドル同様のマネロン阻止の目的として同行との取引を規制することは確かと見られている。