Russia : 小売大手Kopeika,IPOを延期(ロシア)
ロシアの小売大手のひとつKopeikaが正式に株式公開を見送ったことを27日発表した。
計画されたIPOのキャンセルは、証券市場の現状見ると公開時期を見送ることが最善だとの判断から延期を決めたという。
もともとKopeikaでは6月28日から公開を前にロードショウを予定しており、IPOにより企業価値は11億8000万ドルと試算されていた。しかしながら、現状ではもし上場を果たしても企業価値は8億ドルにも満たないとの試算から今回の株式公開を見送ったとしている。
1998年に創業したKopeikaは、国内全土に210店舗を展開し、05年度の収益は04年度の1520万ドルから930万ドルにまで減少していた。収益減の一方で売り上げは04年度の3億6580万ドルから5億7480万ドルにまで拡大している。