Baltic State : 平均月給19%の上昇(ラトビア)
06年第1四半期の平均月給が19%上昇し、過去8年間で最高の伸びを示している。
好調な経済を背景に賃金水準は引き続き上昇速度を維持すると見られ、就労機会も安定し、物価上昇や外国からの労働者の流入も十分支えられる景気動向が続くと経済の拡大に期待感が高まっている。
この第1四半期の平均総賃金は19.2%上昇した269ラト(383ユーロ)となっている。同期のインフレ率は7%であったが、それを十分に上回る賃金上昇を国民全てが享受していることになる。
隣国のリトアニアの平均総賃金も13%の上昇し、同じくエストニアでも16%と高い伸びを記録している。
エストニアとリトアニアの平均総賃金は、それぞれ549ユーロと417ユーロとなっている。
賃金上昇が急激に進むラトビアの賃金は、EU平均に達するまで今後も継続して上昇カーブを上げていくと見られている。