Baltic State : 中央銀行,行き過ぎた経済成長に警鐘(エストニア)
中央銀行のEesti Pankがエストニアの加熱した経済成長を懸念する改めて警鐘を鳴らしている。
同行では、エストニア経済は今年年初から急激な成長カーブを示しており、国内の消費熱、財政赤字の拡大、インフレ率の高騰など懸念材料が幾重にも重なっていると懸念を表明している。
現在、経済が急成長する中、インフレ率は経済成長と共に大幅に政府予測を上回る上昇しているが、一方で08年にも成長が鈍化すると懸念される経済予測に中央銀行も今後の対応の仕方に苦慮している。
この5月のインフレ率は4.7%の上昇を記録し、不動産価格もこの第1四半期に17%の上昇を記録した。
賃金も18%の上昇があり、同様に年金も18.4%の上昇するなど、全てが右肩上がりの現状となっている。