Baltic State : 08年度の通貨統合目標を変更(ラトビア)
ラトビアのOskars Spurdzins財務相が高インフレを背景にラトビア政府は08年度の通貨統合目標を諦め、新たな目標を設定することになると示唆している。
同相は、通貨統合規則にあるインフレ率に関し、現状の6.1%の高インフレを半年以内に2%台まで引き下げることは非現実的だとして、目標を変更することは明確だと語っている。
06年4月期のラトビアのインフレ率は6.1%を記録しており、通貨統合に必要とされる2.6%のインフレ率達成には、極めて難しいことが明らかになっていた。
同相によると、ラトビア政府は既に目標期日の変更に着手しており、インフレ抑制政策にも取り掛かるという。中央銀行であるラトビア銀行では、政府の支出を1%削減すれば、インフレ率は0.4%低下すると試算している。